こんにちは、オーストラリア在住のララビーです。
オーストラリアに来て時々日本のジュースが恋しくなりますねぇ。
日本の商品って種類も豊富だし、美味しいですよね♪
有名な飲み物はアジアンスーパーなどに輸入されていたりするので、見かけたらたまに買って飲んだりもします。
しかし!
そんな日本の有名な商品も、英語圏で使うとちょっと変な表現になってしまい現地の人には『まずそう』に聞こえてしまうものも。
そのため、英語圏だと商品名を変えて売っているものもあるんですよ。
ということで今回は、英語圏で使うと変な表現になる日本の有名ドリンク商品3つを私が実際にその商品を買った時の彼(オーストラリア人)の反応と合わせてご紹介していきたいと思います!
ポカリスエット
まずはこの有名な飲み物『ポカリスエット』です。
スポーツドリンクと言えば『ポカリスエット』か『アクエリアス』ですよね!
「ポカリ派?アクエリ派?」なんて誰もが一度は聞かれたことあるのでは?
オーストラリアでも売っているので、以前ロゲイニングというスポーツをしたときにも常備していきました。
しかし、この日本で有名なドリンクも、英語圏で見かけると
『ポカリさんの汗』
のような変な英語に聞こえてしまうようです。
それは確かにまずそうですね(笑)
さすがに人の汗は飲みたくないな、うん。
試しに彼にも聞いてみたところ「うん、Mr Pocariという人の汗みたい」と言っていました(笑)
他のサイトでもポカリスエットについて紹介されていたので載せておきます⇩
Perhaps the most well known product on the list since you can find this electrolyte-recharging sports drink in just about any vending machine in the country. It begs the question: “Who is Pocari, and why must we drink his sweat?”
JAPAN TODAY『What were they thinking when they named these products?』引用
この電解質をリチャージするスポーツドリンクは、国内のどの自動販売機でも見つけることができるため、おそらくこの一覧で最もよく知られている製品です。疑問点: 「ポカリスエットとは誰なのか、そしてなぜ彼の汗を飲まなければならないのか?」
そもそもどういう意味でポカリスエットという名前にしたんでしょうか?
大塚製薬さんによると
A. 「ポカリスエット」のネーミングの由来を教えてください。
大塚製薬『よくあるご質問 ポカリスエット』引用
Q. 「ポカリ」は、語感の軽い明るい響きを持つ言葉としてつけたもので、特別な意味はありません。「スエット」は「汗」の意味で、水分やイオン(電解質)の大切さを訴える意味で、身体から目に見えて失われる「汗」を表しています。
だそうです。
カルピス
お次は『カルピス』でいきましょう。
カルピスはお中元などの贈り物で選ばれたりもしますよね。
そんなみんな大好きカルピス、ネイティブが聞くと変に思うかもしれません。
以前私がカルピスを買ってきた際、彼に「カルピス飲むー?」と聞くと笑われたので理由を聞いてみると
『Cow piss(カウピス)=牛の尿』
に聞こえるとのこと(笑)
いや、そんなもん飲む人がどこに・・・
と思いきや、インドでは飲むようです。
牛はヒンズー教徒にとって神聖な物であることは知られていますが、一部のヒンズー教徒は牛の尿は薬用飲料として特別な意味を持っていると主張しており、民間療法として使用しているそうです。
いろんな国がありますねぇ。
話は戻りますが、英語圏はこのカルピス、『カルピコ(CALPICO)』として名前を変えて売られているんです。
理由はやっぱり名前のせい?
と思って調べてみると、実際にカルピスの広報を担当しているアサヒグループホールディングスに話を聞いた方がいました。
――アメリカでは「カルピコ」という名前で販売しているのは本当ですか
withnews『カルピス=カルピコ、米国では別名な訳 ダルビッシュ投稿に驚きの声』引用
「本当です」
――なぜ日本と名前が違うんですか
「英語でカルピスと言うと、『cow(カウ)piss(ピス)=牛のおしっこ』と聞こえてしまうということから、『CALPICO』という名前で販売しているんです」
――アメリカだけですか
「カルピスは北米やアジアなど30カ国以上で販売していますが、カルピコとして売っているのは、英語がよく使われる米国、カナダ、インドネシアの3カ国です」
「カルピスは北米やアジアなど30カ国以上で販売していますが、カルピコとして売っているのは、英語がよく使われる米国、カナダ、インドネシアの3カ国です」
――そもそも、カルピスのネーミングの由来は
「カルシウムの『カル』と、サンスクリット語で〝最上の味〟を意味する〝サルピス〟の『ピス』から生まれました。命名には、音楽家として有名な山田耕筰氏や、サンスクリット語の権威である渡辺海旭氏にも意見を聞いたそうです」
やはり、そのようですね。
ちなみにオーストラリアでは『カルピス』も『カルピコ』も見かけます。
カルピコもかわいい感じの名前で良いですよね♪
午後の紅茶 ザ・パンジェンシー
最後は『午後の紅茶 ザ・パンジェンシー』を紹介します。
午後ティーも日本ではとても人気商品ですよね!
私は午後ティーは清涼飲料水の中で一番飲んでいるかもしれません。
午後の紅茶は様々な商品が出ていますが、その中のミルクティー、ザ・パンジェンシーが少し変な印象を与えてしまいます。
私がこれを飲んでいると、このパンジェンシー(Pungency)という単語を見た彼は「なんだこれ?ww」という変な物を見たような反応をしていました。
実はこの英語、ネイティブの人が見るとなんとなく
『臭い』
というイメージがあるみたいです。
『Pungent』を辞書で見ると、『1(味・においなどの)刺激、2(言葉などの)辛らつさ,痛烈さ』という意味があります。
そのため香り高いというような使い方をしたかったのだと思いますが、ここでの刺激という意味はどちらかというとツンとした強烈なにおいとして使うことが多いみたいです。
Cambridge Dictionaryを見てみると、『smelly』や『stinky』 というどちらも臭いという意味の単語が類義語になっています。
対義語をみると『fragrant』、『perfumed』、『scented』という香りというような良い意味合いで使われる単語があげられていました。
Pungentの例文では『The air is full of the pungent odor of chicken houses and pig farms.』とありますが、『その空気は鶏小屋や豚牧場の強烈な臭いで満たされていた。』という感じになります。
パンジェンシーという響きはなんとなくかっこよく聞こえますが、意味は残念ながらカッコよく良くな無いみたいすね(笑)
まとめ
最後まで読んでくださりありがとうございました♪
日本人が響きが良いと感じていても英語表現では変な感じになってしまう場合もあるんですね。
ちなみにTwitterでもこんな反応が⇩
やっぱり英語圏の人はそう感じるようですね(笑)
だからと言って味が落ちるわけではないので、ポカリスエットもカルピスも午後の紅茶も、やっぱりどこで飲んでも美味しい♪
それでは、今回はこの辺で!また次回の記事で会いましょう。
さよなラビー🦘
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